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真田丸を見ながら。

真田丸」を楽しく見ている。

大泉洋演じる真田信幸は実直な人柄で、
奇策を弄する食えない父や、
そんな父に適応してしまう天才肌の弟の間に立たされ
ずいぶん苦労している。
おまけに奥さんは病弱だ。
非才(あくまでも相対評価だけれど)ながら
まめまめしく、嫡男としての役目を果たそうとする
その姿に、思わずエールを送りたくなる。

実直さ、まじめさというのは、
平時にこそ重視されるもので、
歴史が彼に一番期待していることは、
父や弟の代理ではなく
平和になるまで「生き残ること」なのではないかと思わせる。

実際、彼は幕藩体制下で、
農民への税の免除などをはじめとする政策で、
河川の氾濫や、戦争による人手不足で荒廃していた
上田・松代の復興を成し遂げた。
きっとあざやかな奇策ではなく、
愚直で実際的な政策のもたらした成果だろう。


現在はいちおう平時だ。

平時に役に立たない人間は、
きっと有事に役に立つのではないか。
まあ立たないかもしれないが、
それは有事になってみないとわからないこと。
だから自分が何の役に立つか
探すのに疲れたり、
わからないことに疲れたりする人間は、
生き残ることだけ考えればいい。


『爆風三国志』の曹操が三十歳の、
時流に恵まれないときに言い放った
ボクの好きな言葉がある。
「なあに心配するな……
二十年引っ込んでいたところで俺はまだ五十歳だ
もうひと勝負打てるさ!」 


生きてさえいれば、勝負できるのだ。

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