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映画『マリア様がみてる』『ミックマック』

2011年の初映画に行ってきました。
……ってこれ、どっちも2010年の映画だ!

マリア様がみてる

傑作だと思います。

ストーリーは原作小説の一巻をほぼそのまま。
祐巳と祥子さまが出会ってスールになるまでのお話。
しかし、映像化されたものを見るにつけ、
原作一巻は珠玉の出来だと思い知らされます。
完璧なストーリーライン。描かれる瑞々しい感情。思いやり。
だからどう扱ってもつまらなくなるはずがないじゃん。
(ぶっちゃけ『マリア様がみている』でさえ面白かったよね)

んじゃそんなに傑作なら原作だけ読んでりゃいいんじゃねえの?というひねくれ者や、原作信者も多かろうと思うので、
原作既読のボクなりに、本作、実写映画『マリア様がみてる』の良かった点をつらつら書いていこうかと。
人、入らなかったらしいからね。もっとみんな見ろ!

・・・
・・


祐巳さんが良い!
よくぞ連れてきたという感じ。
調べたら一番若くて小さい。
一番若い子を、先輩モデル・女優の中に放りこむのは、
突然憧れの山百合会と関わることになった祐巳と重なる。
(ちょっとした実験企画みたい)
あのオドオドっぷりは、案外マジなのではなかろうか。
彼女をはじめとして「この時期に」しか撮れない絵をしっかり持ってくるあたり、この映画、ちゃんと「アイドル映画」もしている(エライ)。
箸の持ち方がアレなのはご愛嬌。メズール。

祥子さまが良い!
はじめて「未完成」の祥子さまを見た思い。
あまり演技にメリハリがないけど、祥子さまを理解する人がなかなか出てこなかったことを鑑みると、これくらい分り易くない方がボクはいいと思う。
贔屓目ですか。そうですか。

蓉子さま、江利子さまが良い!
というか二人だけ段違いで上手いんですが!薔薇さまともなると違うな!
演技の安定感が、そのまま薔薇さまがたの落ち着きに繋がっていて良い。
ちなみに江利子さまはあきらちゃん(響鬼)。

聖さまが良い!
上の二人に比べると演技に違和感があったけど、
祐巳さんにダンスを教えるシーンではタッパの高さが際立って絵になる。

志摩子さん、由乃さんが良い!
志摩子さんは寺の娘と言われても全く違和感のないしょうゆ顔だけど、雰囲気はバリバリ。
由乃さんは黄薔薇革命前なのでおとなしめですが、シンデレラのねずみ役でさらっと顔にマジックでヒゲを描いて登場&その間常ににこやかはまさに由乃さんの戯作スピリッツ。
ちなみに志摩子さんはOOOの比奈ちゃん。多いねえライダー関係者。ディケイドかなんかかと思っちゃったよ。

令ちゃんは影が薄かった(それは仕方ないね)。

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さらに細々とした点
「おのれ柏木両刀だったかー」
の作中屈指のおもろ台詞がカットされていたけど(おもしろすぎたからカットという気もする)、
柏木がアレだという悩みを聖さまが知らないことにすると、
(多分祥子さまは蓉子さまには相談しているだろうから)
このあと祐巳さんにそのことを告白することが、姉妹間のみの秘密の共有となって、意味付けが変わってきて、ナイスな改変だったなと。

「マリア様のこころ」が上手くキーになっていて良かった。
全く違う二人に見えた祥子さまと祐巳さんの接点となるのももちろん、重要なキーですよとアピールするために、まず背景でさらりと流し、祐巳さんの言及→じっくり聴かせる流れはオーソドックスながら見事。サファイアのくだりを聴かせないのもお上品。

最後のマリア像からパンでタイトルも良い。
「マリア様がみてる」のは彼女たちの成長であり、彼女たちもまた、マリア様がみてるという意識があるからこそ背筋も伸びる。
本作の根幹をさらっと提示して、EDに撮影風景のスナップ(イワユル「淑女とは言い難い」ヤツ)を持ってくる、力の抜けた感も素敵だ。

・・・
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そんな感じで、みなさんも「マリア様」気分で彼女らの心の交流を見守るがいいぜ。2時間尺で平気で1年描こうとする映画に比べりゃ、どれだけ濃度・没入度が高く、ちょっとした変化を見て取ることが喜びにつながるか(このへんも原作一巻を「珠玉」と評する所以ね)。


ミックマック

自分の父が死に、また自分が銃で撃たれ、あーぱー気味になってしまった遠因となった二つの兵器会社に、アウトサイダー仲間といたずら感覚で復讐する物語。
この「いたずら感覚」というのがミソで、全くシリアスにならず、ピンチというピンチもないので、バリヤフリー。心穏やかにケラケラ笑えます。
兵器会社を潰すという、平和主義・反戦主義に通ずるテーマながら、全く重さを感じさせず、目的を遂げたあともいつもどおりの馬鹿騒ぎ。
このひたすらな楽しさ、軽さが本作の一番の魅力。

ではなく……サイコーなのは
マリー=ジュリー・ボー演じる
「メガネ前髪パッツンポニーテール計算機女」
ではなかろうか!

さすがオタクの国フランスの映画!業が深い!


どっちの映画もおすすめDA……YO。

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Tag : 映画

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