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舞台「K-Lost Small World-」感想

舞台「K-Lost Small World-」を見ました。

「舞台『K』」、「『K』 第二章 -AROUSAL OF KING-」の前二作は、
各登場人物に焦点を当て、そこから世界を描き出すような……
登場人物を掘り下げるというより、登場人物の周辺を埋めていくことで、
おぼろげに世界観を感得させる、いわばアトラクション的な楽しみ方が
出来たとこが好いたらしく、評価していました。
(もちろん、繁雑な原作を分かりやすく再構成したところも!ですが)

で、本作「K-Lost Small World-」は、美咲と猿比古の二人の関係が
なぜあそこまでこじれてしまったかを描く作品で、
世界を身体に感じる作品とは対極の、
小さな箱庭の手触りを楽しむ方向性を有していて、
Kの舞台にライトな愉しみを求めている自分が、果たしてノれるのか……。
と思っていましたが、杞憂でしたね!

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ナイショやけどHearthstoneやってるから

オンラインカードゲームHearthstone
ボクは全然ハマっていませんよ!
毎晩1時間やるくらいです!!

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Tag : ゲーム

『傭兵ピエール』レビュー



 ジャンヌダルクを歴史から掘り出し、プロパガンダとして用いたのはナポレオンであるが、発掘されたジャンヌダルクは、祖国の危機に立ち上がる乙女というイメージのみの存在となっていた。故にその名は軽やかに伝播し、各国の烈女に冠されたが(インドにも韓国にもジャンヌダルクがいる)果たして彼女の内面――ちっぽけな10代の少女でしかなかった――へと思い至れる人間が何人いるだろうか。
 『傭兵ピエール』(著 佐藤賢一)は、聖女ジャンヌダルクとの触れ合いを通して、残虐非道の傭兵隊長が人間性を回復してゆく物語である。オタク向けの本誌において、いちおう一般文芸の枠に入るであろうこの小説を紹介するのは、作品としての完成度の高さは無論、その内容がオタク層向きだと考えるからである。
 我々は「俺しか知らないあの娘の秘密」をこよなく愛するものだ。「あの娘」はしばしば学園のアイドルやお姫様に置き換えられるが、要は誰もが憧れる高嶺の花を、自分が専有しているかのような気分を味わいたいがためだろう。この小説において「あの娘」はジャンヌダルクにあたる。我々は主人公の傭兵隊長ピエールに自らを重ね、ジャンヌと触れ合う。最前線で軍旗を振りかざすフランス軍の希望が、敵兵に罵られるだけで悔し涙に震え、使命のため必死に指揮を執るも、兵法などてんで分からぬ、無垢で世間知らずのか弱い一人の少女であることを、我々は知る。
ケッサクなのが次のシーンだ。驟雨の如く矢を放ってくる砦に向かって突撃の命令を下すジャンヌダルクをピエールが諌めると、彼女は小首をかしげ「知りませんでした。突撃しては駄目なときがあるんですね。戦争って難しいわ」と呟く。ユーモラスでかわいらしい場面だが、同時に聖女がただの女の子であり、無邪気に兵を死地に追いやる薄ら寒い現実が知られる。
 この小説の評価を「ジャンヌダルクのギャップ萌え!」の一言で済ませ、それのみをもって諸兄姉に勧めることも出来ようが、その「萌え」なるものが、一人の少女としてのジャンヌダルクに肉薄し、描き出さんとする真摯さの所以であることは断っておきたい。名作である。


本稿は2008年の夏コミで発行された
かーずSPさんの同人誌『まじカルA's』に寄稿したものです。

2012年個人的映画ランキング

49本。やっつけながら全てにコメントつけましたよ!

1. サウダーヂ
力を無くした地方都市の寂しい個人個人の話。
タイ人に納豆を勧めるシーンのやるせなさ。
冷たい商店街でのラップ。
土方ギャグ。何もかもが味わい深い。
あと、ヤクザ役に本物使うのは反則ゥ!

2. アベンジャーズ
ハードル上げに上げてこの面白さ!
「重いパートは個々の映画でも見てくれ!」
的な割り切りのお陰でただスカっとするお話に!
ハルクさんが本気でじゃれ合える仲間って、
なんだか泣けるなあ。

3. エクスペンダブルズ2
アベンジャーズとほぼ同じ感想ですね!(やっつけ)
初代より確実に偏差値が下がってる感じがたまらねえ。

4. 生きてるものはいないのか
劇脚本がゆえの、会話の巧さ。
特に婚約者がいるのに孕ませちゃった人の会話がね!
彼、ロケ先の大学の学生だそうで、いい味だしてるねえ。
あとボクも、死ぬ間際の台詞考えとかなきゃな!

5. サニー 永遠の仲間たち
ほんっとにコテコテ、むしろギトギト。
根負けした先に、愛らしさがあります。
愛らしさだけでランクインといっても過言では!
あとスジ役の人が美人でした。

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Tag : 一言感想 映画

「星の王子くん」感想

星の王子くん」クリアしました。




ディテールの緻密さへの志向は薄いですが、
(ただ、語られていないだけで、脳内補完はできる)
シンプルでひたすらにノリが良い。

話運びの鮮やかさや見事な伏線の消化ではなく、
繰り返しプレイさせるための雰囲気作りに重きをおいているわけですな。

いわゆる「抜きゲー」以外のエロゲはおしなべて映画的な、細部を大事にするものが多いイメージがありますが、今作のような「週刊連載マンガの単行本」のようなゲームは新鮮でした。

こういったジャンルだと、もう「合うか合わないか」ではないかと思います。
(Leafが珍しく体験版を配信したのもそういった意識があったのでしょう)

ボクは合いました!大好きです!
思惑通り、何度でもやれますよ!
会話が楽しい、キャラが好きだ。
この雰囲気にずっと浸っていたい。
物語なんて、それでいいんだよ!!


以下プレイ順に各ルート雑感

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