Top > よしなし事

英仏百年戦争・最初の50年のこと

英仏百年戦争の最初の方の流れを掻い摘んで書きました。
佐藤賢一先生の『英仏百年戦争 (集英社新書)』にかなり助けられてます。サトケンは神。

基本的な流れとしては
①イングランド王家ってこんな流れで出来たよ(つーかあいつらフランス貴族で、イングランドの領地はおまけだよ)
②グダグダしているうちにフランス国内の領地を失ってイギリス人化したよ
③フランス王位継承問題が勃発するよ
④ダルトワくんとエドくんが立ち上がるよ
⑤フランドル上陸
⑥ブルターニュ継承戦争
⑦クレシーの戦い
⑧ポワティエの戦い
⑨民衆の反乱
⑩戦後処理
⑪カスティーリャ遠征
⑫百年戦争前半の終了
という感じです。いい加減に書いたので、章立ての割に簡単に読めると思います。

Continue reading

スポンサーサイト

古酉山の木馬のこと。

山というにはちょっとお粗末な古酉山。
古酉山の頂上はボクの会社から歩いて十分で、
それはボクの会社が古酉山の麓にあることを意味するけれど、
それはどうでもいい。
行きに十分、帰りに七分。
昼休みにちょっと行って帰ってくるには十分だ。
頂上には古酉山公園という、アリバイ作りみたいな公共事業の跡があって、
ベンチと砂場と、幾つかの遊具がある。
その遊具の一つに、木馬がある。
地面から突き出た杭が馬の腹を深く突き刺して木馬は動けない。
笑えるのはそいつの背中に丸い鉄の蓋がしてあるところ。
思うに、こいつは元々どこかの遊園地のメリーゴーラウンドの一頭だったが、
何らかの理由でメリーゴーラウンド解散の憂き目に合い、
働く場所を求めて、この公園にやって来たのだろう。
もしくは、やって来させられたか。
それはどうでもいい。
メリーゴーラウンドはきれいだ。
夢の世界を体現したような装置に入ってぐるぐる回っているうちに、
世界に自分が溶け出して、きらびやかなものの一部になれる。
だけど縫いとめられた木馬は、夢を見せるが夢にはなれないのだ。
串刺しの馬は痛くて眠れまい。

腹には新たな杭が刺され、背中の傷は塞がれた。
雨ざらしに耐えられるように、新しい皮膚も与えられた。
栗毛のてらてらした表面の一部がひび割れ、白い地肌が見え隠れする。

いつかそこがべりべりと割れて、
その中からこいつが生まれ直すのを夢想する。

自分を食い止めるものからすり抜け、走り出す。

そんな彼の姿が見たくて、
ボクは昼休みに山を登り降りしているのかもしれない。

でも雨の日には行かない。
そこまで夢は見られない。



おわり。

Tag : 妄想

演劇脚本「椅子はある」

登場人物

男(多分二十代)
女(もしや二十代)
少女(きっと十代)


暗転のままスタート。
バスの運転手のナレーション「西町診療所前~西町診療所前~」
ばあさんの声「はいはい降りますよ。……お兄さん、席、ありがとうねえ」
バス停止、発車などのSE。
そして照明が点くと中央に椅子。それを囲むように男、女、少女がいる。

Continue reading

演劇脚本「ぼくがフラワーアレンジメント部の部長として何の成果も残せていないわけがない」

登場人物

冬くん……フラワーアレンジメント部・部長
春ちゃん…フラワーアレンジメント部・唯一の部員
秋田先生…フラワーアレンジメント部・顧問


夕日の差す教室で、窓の外を見ている冬くんと、
その背に視線を投げる春ちゃん。

Continue reading

テーマ: ショートショート ジャンル: 小説・文学

Tag : 妄想

それはきっと、ずっと(原案:更級日記)

清少納言が宮仕えをはじめたのは二十七の時という。
女ざかりを過ぎて、決して顔も良いわけでもない
(私が言ったのではありません。当人が言ったんです)
女房が、その機知から愛され、浮名を流すというのは、
私には夢のある話に思えた。
その相手も実方さまや行成さまと実に華やかだ。

紫式部さまも素敵だ。
一途に夫である信孝さまのことを想う。
こういう生き方も透き通った美しさがある。
何より『源氏物語』の礎が、
宮仕え生活にあったと考えると、希望がある。

そう、希望。
宮仕えは私にとって、ちょっとした希望だった。

Continue reading

Search

Return to page top